【見積りの注意点】マンション大規模修繕の相見積りはどうやってチェックする?

不動産情報コラム

こちらのコラムでも書きましたが、

マンション大規模修繕では工事費の相見積りは、絶対必要

だと思います。

【見積りの注意点】マンション大規模修繕の費用について
マンション大規模修繕は約12~15年周期で訪れます。 高すぎる工事費に気づかず、発注してしまうと、それはマンションの負債となり、最悪の場合、借入が必要となり、資産価値も下がります。 それを防ぐために重要なのが「費用の見積り」です...

相見積りとは、複数の工事業者から見積りを取って、比較することです。

では、この相見積りを取ってから、どうするのか、どのように比較するのか、ということなのですが、ここが問題です。

 

マンションにはたまに、建築や工事の専門家が住んでいることがありますが、平日は仕事もあるため、協力してくれることは少ないでしょう。

 

とは言え、例えば理事会メンバーが工事について、ほとんど何も知識がない場合にはどうすれば良いのか?

 

私のマンションでは、管理会社、コンサル会社、理事会でそれぞれ相見積りを取りました。

管理会社に聞いても、管理会社の推薦業者しか勧めてこないし、コンサル会社に聞いても、やはりコンサル会社の推薦しか勧めてこない。

理事会メンバーは見積りの見方が分からない。

 

その時、私たちは、他のマンションの人たちや、不動産投資のプロたちが行なっている方法を取り入れて、理事会だけで対応し、成功しました。

 

そのやり方はとてもシンプルです。

まず第一に、

借入をしない金額の見積りに絞る

 

大規模修繕工事での借入は、デメリットしかありません。(必要やむを得ない場合は仕方ないですが。)

 

第二に、

大規模修繕工事の実績で比べる

 

実績の数はウソをつきません。

実績が少なすぎたり、5年に一度くらいの工事頻度だったりすると、素人としても選びにくい、と思いませんか。

 

第三に、

第三者に工事をチェックしてもらう

 

これも別のコラムで書いていますが、私たちの場合は、一級建築士の方に、工事監理に入って頂き、工事の進捗度合いなどをチェックしてもらいました。

(工事監理方式、と言います。)

 

以上が、素人ができる対策です。

私たちのマンションでは、この3つの対策を行うことで、大規模修繕が借入なしで成功しました。

(もちろん失敗したかな、と思う反省点はいくつかありますが、それは後日のコラムでご紹介します。)

 

工事の素人でも大規模修繕を仕切れる、成功できる、という自信をぜひ持って、マンションの資産価値を守ってください。

 

 

 

 

 

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