こちらのコラムでも書きましたが、
だと思います。

相見積りとは、複数の工事業者から見積りを取って、比較することです。
では、この相見積りを取ってから、どうするのか、どのように比較するのか、ということなのですが、ここが問題です。
マンションにはたまに、建築や工事の専門家が住んでいることがありますが、平日は仕事もあるため、協力してくれることは少ないでしょう。
とは言え、例えば理事会メンバーが工事について、ほとんど何も知識がない場合にはどうすれば良いのか?
私のマンションでは、管理会社、コンサル会社、理事会でそれぞれ相見積りを取りました。
管理会社に聞いても、管理会社の推薦業者しか勧めてこないし、コンサル会社に聞いても、やはりコンサル会社の推薦しか勧めてこない。
理事会メンバーは見積りの見方が分からない。
その時、私たちは、他のマンションの人たちや、不動産投資のプロたちが行なっている方法を取り入れて、理事会だけで対応し、成功しました。
そのやり方はとてもシンプルです。
まず第一に、
大規模修繕工事での借入は、デメリットしかありません。(必要やむを得ない場合は仕方ないですが。)
第二に、
実績の数はウソをつきません。
実績が少なすぎたり、5年に一度くらいの工事頻度だったりすると、素人としても選びにくい、と思いませんか。
第三に、
これも別のコラムで書いていますが、私たちの場合は、一級建築士の方に、工事監理に入って頂き、工事の進捗度合いなどをチェックしてもらいました。
(工事監理方式、と言います。)
以上が、素人ができる対策です。
私たちのマンションでは、この3つの対策を行うことで、大規模修繕が借入なしで成功しました。
(もちろん失敗したかな、と思う反省点はいくつかありますが、それは後日のコラムでご紹介します。)
工事の素人でも大規模修繕を仕切れる、成功できる、という自信をぜひ持って、マンションの資産価値を守ってください。