マンション大規模修繕は約12~15年周期で訪れます。
高すぎる工事費に気づかず、発注してしまうと、それはマンションの負債となり、最悪の場合、借入が必要となり、資産価値も下がります。
それを防ぐために重要なのが「費用の見積り」ですが、
特に重要なのが、
相見積り
です。
相見積りとは、複数の工事業者(またはコンサルティング業者)から、見積りを取得することです。
私は、管理会社から数社、コンサルから数社、マンション住民で1社の見積を取り、結果として、コンサルが取った見積が最も安く、そこに発注しました。
結果として、借入もせず、修繕積立金の値上げも必要なくなり、マンションの資産価値も上がりました。
もう一度いいます。
マンションの大規模修繕を成功する秘訣は、
相見積り
です。
最後に、この相見積りの注意点です。
とても重要なのは、
相見積りを取る人が1人ではないこと
です。
つまり、管理会社だけが10社の見積りを取りました、と言っても全く意味がありません。
また、コンサル会社だけが5社の見積りを取りました、と言っても全く意味がありません。
なぜなら、私のマンションでは、管理会社が取った見積りの全てと、自分達で撮った見積りとでは、倍近く工事費が違ったためです。(本当の話です。)
自分達でも見積りを取らなかったら、借入をさせられ大規模修繕工事を行い、修繕積立金はその返済のために、倍以上に増えてしまったかもしれません。
マンションの大規模修繕工事を、適切な費用で行うためにベストな方法は、
マンション住民(理事会や修繕委員会)で相見積りを取ること
です。
私たちは、正直、見積書は読めませんでしたが、重要なポイントはおさえ、工事業者に質問することで十分でした。
管理会社やコンサル会社だけに任せず、自分達のマンションは自分達で守りましょう。