不動産の価格はこれから下がるのか?買い時はいつ?

不動産情報コラム

不動産価格は、バブルがあったり、はじけたりと、上がったり下がったりを繰り返しているイメージがあります。

でも、実際のところ、住宅関係の不動産(土地と建物、マンション)は、そこまで上がったり下がったりをしていないようです。

つまり、

 

一戸建やマンションの買い時はない

(買いたい時が買い時、ってことです。)

と思われます。

 

そんなことはない、と思われる方は、「地価公示」と呼ばれる土地価格の公的指標を確認してみてください。

1990年頃は、土地は毎年必ず値上がりし続ける、という根拠のない理由(土地神話、と言われるものです。)により、住宅関係の土地も、大体、現在の3倍近く高かったそうです。

しかし、その土地神話というものが、実際にはあり得ないということが分かり、1990年以降は住宅関係の土地価格はものすごく下がりました。

 

その後、2009年頃のミニバブルや、2019年頃のオリンピックなどの好景気による不動産価格の上昇がありましたが、これは住宅関係の土地というよりは、オフィスや商業施設、ホテルなどの、いわゆる商業地と呼ばれる土地が急激に値上がりしたものです。

 

つまり、1990年以降は住宅関係の土地は、そこまで大幅に値動きはしていないんです。

(多少は動いていますが。)

 

もし、いずれ分譲マンションや一戸建を購入したい、と思っている人で、安くなるまで待とう、と考えている方は、一度考え直してみて下さい。

(地価公示、という公的指標のグラフを一度見てみるのもいいと思います。)

 

すごく欲しいマンションや土地があるけど、今は高いから我慢しよう

 

これって、私としては一番もったいないことだと思ってしまいます。

本当に気に入ったマンションなどであれば、オリンピック前だって、オリンピック後だって、関係なく、即購入すべきではないでしょうか。

(本当に気にいったのであれば。)

 

なぜなら、買った家を転売して利益を得るために買う訳ではないのですから。

 

例えば、東京の土地はこれから下がる、という予測をされている方もいるかもしれません。

東京の土地が下がりきった頃に、お気に入りの土地を買って、家を建てたい、と考えている方もいるかもしれません。

 

でも、土地価格が下がりきるのはいつ頃なのか、誰にも分らないです。

また、東京という都市は、世界でも有数の人が集まる都市、という評価もあるため、今後、土地価格が下がらない可能性も十分に考えられます。

むしろ、最近、海外の投資家が、東京の不動産への投資を続けている、という話も聞きます。(これは住宅関係ではないので、明らかに、安く買って高く売る目的で不動産のプロが行う投資です。)

 

やはり、一戸建やマンションを買いたい、と思っているのであれば、

 

買い時うんぬんではなく

どれだけ自分が気に入ったか

 

ということを重視してみてはいかがでしょうか。

 

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