大規模修繕工事のトラブル【管理組合としての工事中のポイント】

不動産情報コラム

私たちのマンションは、借入をせずに、大規模修繕工事を成功させました。

 

もともと、管理会社から相場の2倍近い工事費用を見積もられ、マンションで借入をして、修繕積立金も3倍近くなってしまうよう誘導させられていました。

 

そんな中、やはりおかしいと思い、自分たちで調べて、工事業者を自分たちで見つけてきて、相見積りも取り、借入なしの大規模修繕工事を成功に導きました。

 

そんな私たちですが、成功ばかりではありません。

今回は、失敗の中の一つである

工事中のポイント

をお伝えできればと思います。

 

工事中のポイント、結論から言うと、

工事のモニタリング

です。簡単に言うと、しっかりやっているかどうかの見張りです。

 

私たちのマンションは、設計監理として一級建築士にお金を払い、まさにこのモニタリングをお願いしていました。

週に1回、工事業者と一級建築士で、工事の進捗具合を確認し、理事会宛てにミーティング議事録を提出することになっていました。

結果として、これだけでは不十分でした。

 

何が起きたかと言うと、事前に揃えておくべき外壁タイルの納期が遅れたり、外壁の工事の進捗が大幅に遅れたりしました。

 

原因は分かりませんでしたし、週一回提出されるミーティング議事録には、特に問題ない旨が記載されていました。

 

もし、私が次に大規模修繕工事の時に、理事会役員になった場合には、

工事業者の定例ミーティングには必ず出席します。

(既に、それを実践されたマンションもあるかと思います。)

 

要は、管理会社もそうですが、工事業者についても、

任せっぱなし、は絶対にダメ

です。

 

話している内容が完全に分からなくても、役員持ち回りでも良いと思うので、そのような工事の定例ミーティングには、理事会として少なくとも一人は出席した方が良いと思います。

 

そのような定例ミーティングすら行わない、という工事業者は論外でしょう。

 

もし、これから大規模修繕工事を迎えるマンションの方々。

 

人に任せっきりにせず、モニタリングの意味をもって、工事の定例ミーティングには参加するようすることをお勧めします。

 

 

 

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