不動産価格を値引きするときの心構えとポイントについて

不動産売却
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不動産価格って値引きできるの?

 

この記事では値引きの際のポイント、心構え、コツをまとめています。

 

ご参考にして頂ければ幸いです。

 

 

1.値引きは挨拶

 

 

結論から言いますと、

 

値引きは必ずお願いした方がいい

 

ということです。

 

 

後で説明しますが、

 

値引きは本来、売主と買主の関係を円滑にするためにものです。

 

ですから、不動産取引に関わらず、値引き交渉は必ずするべきなんです。

 

 

2.値引きを成功させるために絶対必要なこと

 

 

その物件が欲しい、という気持ちが必要です。

 

というよりも、

 

値引きしてもらえなくても買う

 

 

という気持ちがなければ成功しません。

(ある意味当たり前です。)

 

 

投資家の方は、

 

ギブアンドテイク

 

を忘れないで下さい。

 

 

つまり、今回は値引きしてもらうなら、売主さんには、違う物件で儲けさせる、ということです。

 

 

それでも値引きしてもらいたい、という方への必勝法です。

 

それは、

 

値引きが成功しなかった場合に買う物件

 

を探しておくことです。

 

そして、その事実を、ありのまま、相手に伝えることです。

(もちろん値引きが成功した場合には絶対に買います、という熱意も伝えましょう。)

 

 

この時、値引き金額の具体的な「イメージ」を相手に提示することもポイントです。

 

 

例えば、

 

値引きをする駅近の古いマンション2,500万円

 

 

別物件の駅徒歩15分の新築マンション3,000万円

 

 

とで本気に迷っているとします。

 

その時に相手に伝える言い方の例としては、

 

「3,000万円の新築マンションと迷っているので、もし、この物件(駅近2,000万円)を買うなら、新築並みのリフォームがしたい。リフォーム代合わせて2,500万円ならこの物件を買いたい」

 

という感じです。

 

 

3.値引きの効果

 

 

値引きというのは、大幅に行われるものではありません。

 

端数処理とか、気持ちのレベル、が本来の値引き幅だと思って下さい。

 

 

値引きが行われることによって、

 

買主は喜ぶ

売主は感謝され円滑な取引が実施される

 

という効果が期待できます。

 

 

ところが、

 

売主と買主のどちらかしか、喜ばないような値引き交渉が成立してしまった場合は、必ずどこかでクレームになります。

 

例えば、相場よりはるかに高い金額での売却や、詐欺まがいの値引き交渉など、です。

 

 

4.値引きのタイミング

 

 

結論から言います。

 

 

値引きを切り出すタイミングは、

 

「買います」

 

と言う時です。

 

 

でも、そのタイミングで値引き交渉しても意味ないのでは?足元見られるのでは?

 

と感じる方もいると思います。

 

 

ここで、絶対に値引きが成功するポイントがあります。

 

 

それは、

 

別の物件と迷う

 

ことです。

 

 

大事なのは、

 

本気で迷う

 

ことです。

 

 

そうすると、当然、

 

「買います」

 

という言い方が、

 

「いくらなら買います」

 

という言い方になります。

 

 

なぜなら、迷っている別の物件と比べるからです。

 

 

そして、もし、値引きが成功しなかったら買わない、ということもしっかりと、誠実に伝えるべきです。

 

ポイントは、

 

ウソはつかない
本気で2つの物件で迷うこと

 

です。

 

 

そのためには情報収集と、物件チェックは欠かせません。

 

 

5.みんなハッピーか、どちらかが悪者か

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

値引きは挨拶と同じくらい、当たり前に行っていいものだと、私は思います。

 

ただ、値引きされなくても買う、という前提が必要です。

 

また、値引き幅もどんなに小さい金額でも、素直に喜ぶことが必要です。

 

もし、大きな金額の値引きをしたい、という方には、ライバル物件を探すことをオススメします。

 

もし値引きが成功しなかったら、ライバル物件を買う、と言って値引き交渉をして下さい。

(ただし、ウソはいけません。値引きが成功しなかったら、本当にライバル物件を購入するという前提がないと、相手に見破られます。)

 

 

心掛けて頂きたいのは、

 

値引き、という行為を通じて、

 

みんなハッピー

 

という状況が生まれるようにして欲しい、ということです。

 

 

そのためには、決してウソはつかないで下さい。

 

 

ウソまでついて、詐欺まがいに値引き交渉しても、あなたが悪者になるだけで、いずれ何かの問題に発展するでしょう。

 

気をつけて下さい。

 

 

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