マンションの管理組合では、1年に1度、通常総会、と呼ばれる会合で、来年度の予算が決めらます。
経費削減を強く意識するのであれば、この
に注意しましょう。
通常、管理会社が予算「案」を作成してきます。
おそらく、マンション住民の方々は、その予算案を見ることもせず、そのまま決定しまうことがほとんどでしょう。
私のマンションもかつてはそうでした。
しかし、大規模修繕工事をきっかけに、管理会社に対しても厳しくチェックする意識が芽生えたところ、予算案を見た時に衝撃が走りました。
になっているんです。
誤解を恐れず、もっと具体的に言うと、
のです。
私たちは、大規模修繕工事で、とても高額な見積を管理会社から提示され、管理組合が主導で相見積りを取り、そして自分たちで借入なしの大規模修繕工事を成功させました。
そのことは、口を酸っぱくして注意したのにも関わらず、このような
の予算案を提出してくるのです。
そして、この多めに計上している予算部分は、総会ではなく、少数の理事会メンバーだけでゴーサインを出すことができます。
もし、理事会メンバーが不動産や工事の素人ばかりだったら、管理会社の思うつぼです。
具体的な予算案の見方などは別の機会に書きますが、とにかく、
して下さい。
チェックポイントは少ないです。
ただ交渉は必要です。
私も交渉しましたが、何だかんだ理由をつけて、管理会社側も抵抗してきます。
特にサラリーマン投資家が、分譲マンションを投資対象としている場合には気をつけて下さい。
マンションは管理を買う、と言われます。
ずさんな管理組合の予算は、貯まるべき修繕積立金の額を減らし、大規模修繕工事で借入が発生し、月々の修繕積立金が増額することによって、年間の収入が減り、さらに資産価値も下がります。
つまり、売却価格が下がり、出口戦略にも影響を及ぼすことになるのです。