「保険」とは何でしょう?
良く使う言葉ですが、保険の背景や全体像が分かりますか?
この記事では、保険について調べたことをまとめました。
目次
1.そもそも「保険」とは?
保険の定義です。
(出典:デジタル大辞典)
簡単に言い換えると、
こういことではないでしょうか。
では、保険にはどういう種類があるのでしょうか。
2.「2」「3」「10」が大事な数字
私は保険の専門家ではありませんが、色々調べていると、どうやら、
「2」
「3」
「10」
という数字が、保険の分類を考える上で重要そうです。
あえて、それぞれの数字にタイトルをつけると、
「3分野」
「10種類」
ということができると思います。
3.「2分類」〜公的と民間〜
まず、色々な保険がある中で、大きく2つに分けることができます。
それは、
「公的」保険
と、
「民間」保険
です。
2-1.「公的」保険
国や地方公共団体等が関わることを「公的」と言いますが、その意味の通り、国が運営する保険のことを、
「公的」保険
といいます。
公的保険には、以下の特徴があります。
・所得に応じて保険料が決まります
- 公的保険の種類 -
・医療に係る保険分野:健康保険、国民健康保険、共済組合、高齢者医療制度
・年金に係る保険分野:厚生年金保険、国民年金
・労働に係る保険分野:雇用保険、労働者災害補償保険
・介護に係る保険分野:介護保険
2-2.民間保険
民間保険と公的保険との大きな違いとして、
民間保険は加入が任意
であることが挙げられます。
(「任意」というのは、保険に入るか、入らないかを「選べる」ということです。公的保険は入らない、という選択肢はありません。)
民間保険には、良く知られている生命保険や自動車保険を始めとして、様々な種類があります。
そして、この民間保険は、この後書いていきますが、法律により大きく3つに分類されます。
民間保険は、公的保険と違い、加入するか、しないかは個人が選択できます。
また、保険料も、各保険会社がそれぞれ決めることができます。
4.「3分野」〜生命と人生・損害・その中間〜
次の「3分野」とは、法律に基づく「民間保険」の分類です。
(法律とは「保険業法」です。)
保険業法により、「民間保険」は、第一から第三までの3分野に分類されてます。
4-1.第一分野〜生命と人生に関する保険〜
大まかに内容について説明すると、
第一分野は、
国民の生命や人生
に関する保険です。
「生命保険」
と呼ばれます。
主に以下の保険があります。
・定期保険
・終身保険
・養老保険
・個人年金保険
・学資保険 など
4-2.第二分野〜物が受けた損害に対する保険〜
第二分野は、
火災や地震などで損害を受けた場合
にお金が支払われる保険です。
「損害保険」
と呼ばれます。
主に以下の保険があります。
・火災保険
・地震保険
・自動車保険
・ペット保険
・個人賠償責任保険
・旅行障害保険 など
4-3.第三分野〜生命保険と損害保険の中間の保険〜
第三分野の保険とは、第一分野「生命保険」と第二分野「損害保険」のどちらにも含まれない、中間的な保険のことです。
「医療保険」が代表的です。
また、その他には「がん保険」や、「障害保険」、「所得補償保険」などがあります。
5.「10種類」〜具体的な内容ごとの区分〜
これまでは、運営者や法律による分類でしたが、具体的な内容によって分類すると、概ね10種類になるようです。
①生命保険
②医療保険、がん保険
③学資保険
④個人年金保険
⑤介護保険
⑥障害保険
⑦自動車保険
⑧個人賠償責任保険
⑨火災保険、地震保険
⑩レジャー保険
詳しくは、こちらのサイトをご覧下さい。
(とても分かりやすくまとめられています。)
とにかく、保険は様々な種類がある、ということです。
それぞれの保険について、少なくとも本質的なことだけは理解しておくべきではないでしょうか。
6.まとめ
今回は「保険」について調べました。
まず、「保険」と言っても、様々なものがあり、分類の仕方も一つではないことが分かりました。
運営者による分類(公的保険か民間保険か)
保険業法による分類(第一から第三分野)
具体的な内容による分類(10種類)
様々な保険を調べて、少なくとも本質的な部分は理解すべきだとは思いますが、そもそもの全体像が分かってないと、理解に苦しむでしょう。
まず、「2」「3」「10」という大まかな分類を把握して、調べたい保険について知識を深めていって下さい。