大規模修繕工事中は、工事業者の車などのために、駐車場が必要になるのでしょうか?
その場合、工事業者が近くの駐車場を借りるのか、それとも、マンション住民の駐車場を一部貸し出すのか。
この記事では、大規模修繕工事中の駐車場について、調べたことをまとめました。
1.道路に近い駐車場を貸して下さい
基本的には、大規模修繕工事の見積の時に、必要な駐車場台数、などの表現の項目があります。
近隣の駐車場など、工事業者が手配するのですが、駐車場代は工事費の一部、つまり、管理組合が負担します。
とはいえ、作業によっては、近隣の駐車場とマンション住民の駐車場の交換を養成される場合もあるようです。
その場合、無償で工事業者に駐車場を使わせて、自分は工事業者が手配した近隣の駐車場に車を移動させる、ということもあるそうです。
工事業者側からすると、道路に近い駐車場の方が停めやすいようです。(当たり前ですが。)
道路側の駐車場を使っている方は、もしかしたら、移動の要請があるかもしれません。
2.駐車場料金をどうするか?はケースバイケース
先ほど、駐車場料金は工事費として、管理組合負担、と言いました。
違うパターンとしては、工事費に含まず、管理組合が直接契約するパターンもあるようです。
どちらかと言えば、見積金額よりは、実際に使用した期間だけを支払う管理組合の直接契約の方が、費用が安くなることが多いようです。
また、移動させなければいけなくなった時、今まで負担していた駐車場料金は、工事期間中、どうするのか?
これもケースバイケースのようです。
今までと同じ賃料を払うケース、不便になるため無料とするケースなど、その状況に応じて変わります。
ただ、絶対に移動前の駐車場料金を支払い続けなければならない、という決まりはないので、管理組合や工事業者に接近的に相談するようにしましょう。
3.なぜ、駐車場の移動が必要なのか?
駐車場の移動がなぜ必要なのか?
最もしっくりくる答えは、
足場と重なるから
です。
(工事業者の車用などの理由もありますが。)
大規模修繕工事期間中は、4〜6ヶ月程度の間、作業用の鉄骨の足場を組みます。
足場はマンションから少し話して、垂直に立てられます。
ですから、駐車場の移動をお願いされる区間は、マンションの外壁から近い方、つまり、足場を立てる時に邪魔になる方、ということになります。
(ちなみに、工事業者の車を停める用の駐車場の場合、道路から近い区画が、移動をお願いされるケースが多いです。)
4.理事会(修繕委員)の人はより早い事前通知を!
駐車場を移動する区間は、足場に重なる区画や、道路に近い区画であって、全住民ではない。
しかも、必ずではないけど、相談次第では駐車場代が減額される可能性もゼロではない。
みんなのマンションのためだから、住民は我慢すべき。
………というふうにはなりません。残念ながら。
もし、移動の直前に知らせようものなら、絶対にクレームになるでしょう。
大規模修繕工事期間中に理事会や修繕委員になられた方々は、出来る限り事前に、駐車場を移動する必要がある旨、マンションから掲示版を使うなりして、お知らせしましょう。
それが一番のクレーム防止策です。
5.まとめ
大規模修繕工事期間中は、足場の仮設のため、工事業者の作業のために、マンション居住者の駐車場区画を利用することがあります。
その場合、マンション居住者は、別の場所に駐車場を移動しなければなりません。
場所は様々です。
マンション内の空き区画だったり、近隣の空き駐車場だったりと、色々なケースがあります。
駐車場料金も、変わらず支払うケースと、不便になる場合は減額してもらえたりするケースがあります。
駐車場の移動をお願いする可能性があるのは、足場に近くなる場所、外壁の近く、道路の近くの区間です。
該当する方は、事前に内容を良く確認しておきましょう。