【忙しい人必見!】分譲マンション管理会社を比較するためには?

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管理会社のサービスが不満!
管理受託費が高すぎるのでは?
大規模修繕工事費をぼったくられそうになった!

などなど。
管理会社に不満のある方、管理会社の変更を検討していませんか?

そんな時、次の管理会社候補をどこにしようか?
各社を比較検討することになりますよね。

 

この記事では、効率よく、分譲マンションの管理会社を比較する方法を解説しています。

 

管理会社の数は多いです。
また、ホームページの分量も少なくありません。
やみくもに管理会社各社のホームページを漁ってみても、時間ばかりかかってしまった、そんな経験を持つ人、いませんか?

管理会社には管理会社の比較の方法があります。
それを知っているか知らないかで、時間の使い方が180度変わってきます。

 

 

1.分譲マンションの管理会社を比較したい!どうすればいい?

 

1-1.目的もなく比較することは難しい

 

分譲マンションの管理会社を、各社の特徴などを調べて比較したい。

そう思っている方、比較をする前に、なぜ比較したいのかを、もう一度よく考えてみて下さい。

管理会社の数は多いです。

やみくもに比較したら、ものすごい時間が必要です。

そのため、「目的」に応じて比較することで、効率良く、かつ的を絞った分かりやすい分析が可能となります。

「なぜ比較を行うのか?」
「比較して何をしたいのか?」

といった目的をまずははっきりさせましょう。

 

1-2.そもそもなぜ比較したいのか?を考える

 

あなたは、なぜ分譲マンションの管理会社の比較をしようと思ったのでしょう。

比較の目的をまずははっきりさせることが必要です。

今の管理会社に不満があるから。
今の管理委託費が高すぎる気がするから。
友人のマンションは住民内でのイベントが多いのに、ウチは全くないから。
管理会社のフロントマンが全然対応してくれない………………などなど。

比較をしてみたい方のほとんどが、何かしら現在の管理会社に対して不満を持っていて、それを解決したいと思っているはずです。

その不満の原因は何か?
改善してどうしたいのか?

このことについて考えてみることが、効率的な比較のために必要です。

 

1-3.比較方法はマンションによって様々です

 

今すぐにでも管理会社を調べたい、と思っている方、少しお待ち下さい。

目的もなく調べても、ただの自己満足に終わりますし、無駄な時間を使うだけです。

分譲マンションの管理会社を比較するということは、何かしらの問題点を改善するためにすることだからです。

例えば、
高い管理委託費を下げたいのに、フロントマンの研修体制を比較してもあまり意味がないですよね?

また、マンション内のコミュニティを充実させてくれる管理会社を探したいのに、コストパフォーマンスを比較してもしょうがないですよね。

つまり、管理会社の比較、というのはマンションそれぞれでやり方が違うはずですし、「比較サイト」などでまとめられるようなものではないのです。

マンションによって様々な比較方法は、目的をはっきりさせることで効率的に行うことができます。

(逆に、目的もなく、管理会社の情報を調べることは絶対にやってはいけません。時間が無駄になります。)

 

 

2.管理会社を比較するには相見積を取る!でもその前に!

 

 

2-1.相見積を取るだけでも結構大変です

 

管理会社の比較のためには「相見積」を取るのが一番効率的です。

相見積を取らなくても比較はできますが、管理会社を変更する場合、または比較した結果で管理会社と交渉する場合など、相見積を取っていなければ話は進みません。

ではバンバン相見積を取ってやれ、という訳にはいきません。

相見積を取るのは簡単ではありません。時間がかかります。営業マンからの説明などを受ける必要もあるので、休日の時間を潰す必要もあるかもしれません。

 

2-2.問題点を切り口に相見積を依頼する管理会社を絞り込みましょう

 

先程も言いましたが、やみくもに相見積を取ったところで、良い結果は待っていません。
時間だけ掛かり、意味のない結果に終わります。

効率的に相見積を取るためには、必要な数に管理会社を絞り込むことが必要です。

どうやって絞り込むのか?

その時に必要となってくるのが、「目的」です。

例えば、管理委託費を下げたいのであれば、コストパフォーマンスの良い管理会社を複数ピックアップして、サービスは良いけど管理委託費も高いような会社はカットします。

また、マンション内のコミュニティ充実が目的なのであれば、サービスや提案力の良い管理会社を複数ピックアップして、管理委託費は安いけどその分サービスが抑えられているような管理会社はカットします。

何でもかんでも相見積とか、会社が大きいから相見積、という目的のない理由では、時間だけ無駄になり、良い結果は得られないでしょう。

 

3.管理会社の絞り込みには評判ランキングを使いましょう!

 

3-1.評判ランキングとは?

 

あなたの目的に応じた管理会社の比較をするためには、住民の評判に基づいたランキング結果を利用するのが良いと思います。

評判に基づいたランキングとは、住まいサーフィンというサイトで毎年公表されているらです。

サービス内容、管理委託費水準、フロントマン対応などの項目ごとに、マンション住民や理事会経験者からのアンケート結果を集計し、ランキング形式で表示しています。

 

3-2.自分のマンションの問題点と同じ項目を比較しましょう!

 

ランキングと言えば、他にも管理受託戸数のランキングサイトなどがありますが、単なる受託戸数だけを比較しても、各社ごとのフィー水準やサービス内容の比較はできません。

この点、評判ランキングでは、サービスやフィー水準ごとに、住民からのアンケート結果が数値化されているので、各社の得意分野や苦手分野が視覚的に把握できます。

例えば、あなたのマンションが管理委託費を削減したいのであれば、「コスト」の列を見てみましょう。

「コスト」は更に、「修繕積立金不安なし」という項目と、「コストパフォーマンス」という項目に分かれます。

また、管理委託費ではなく、マンションのコミュニティのためにサービスをしてくれる管理会社を探しているのであれば、「サービス・イベント」欄を見てみましょう。

それぞれの項目でアンケート結果が数値化されていて、視覚的にどの管理会社が、どの項目を得意としているかが分かるようになっています。

つまり、自分たちのマンションが何を問題としていて、どのように改善していきたいのかをはっきりとさせて、評判ランキング内で、その問題を解決してくれそうな項目に絞って、各管理会社を比較していきます。

ただ目的もなく管理会社のホームページを見比べるよりも、はるかに短時間で済みますし、また有意義な方法です。

 

 

4.評判ランキングだけで本当に大丈夫?

 

4-1.管理会社ランキングで受託戸数を比較!

 

単なるアンケート結果だけを見るだけでは不安、という方もいるかと思います。

そういう方は下記のサイトで管理受託戸数や、有資格者数を調べられるのが良いかと思います。

評判ランキングで気になった管理会社を、会社規模や有資格者数で最終チェックするイメージです。

やってはいけないのは、会社規模や有資格者数だけで、管理会社を絞り込むことです。
そんな方法で絞り込んだ管理会社では、あなたのマンションが抱える問題点を解決してくれるかどうかは、最後の段階まで分からないですし、相見積や説明を聞いた時間が無駄になってしまう可能性が高いです。

また、会社規模はそれなりでも、とてもサービスが良くて、あなたのマンションの問題点をズバリ解決してくれる、そんな管理会社との出会いを潰してしまう可能性もあります。

 

4-2.タイプ別の傾向も参考に比較する!

 

また、受託戸数や有資格者数などの定量的な側面だけでなく、デベロッパー系や独立系などの会社の成り立ちや資本関係等から見た、定性的な側面から比較する方法もあります。

例えば、デベロッパー系はサービスやイベント対応は良いが、管理委託費水準は高い傾向にある、だとか、独立系は管理委託費水準は安いけど、修繕工事費用などが割高な傾向がある、などです。

ですが、この方法も評判ランキングで絞り込んだ結果の最終チェックには適していますが、この方法単独で絞り込むを行うことはオススメできません。

あくまで大まかな傾向が分かるだけで、フロントマンによってはその傾向が緩和されたりする可能性もあるからです。

 

参考記事:【忙しい人必見!】分譲マンションの管理会社の調べ方!

 

 

5.やみくもに相見積を取ってもダメ!問題点に着目した比較方法を!

 

繰り返しになりますが、複数の管理会社を比較しようとする場合、やみくもに各社のホームページを見て回ることは絶対にヤメましょう。

意味がないどころか、大切な時間をドブに捨てるようなものです。

効率的、かつ有意義な管理会社の比較を行うためには、まず、あなたのマンションの問題点をはっきりとさせて、その問題点を解決してくれそうな管理を絞り込むことから始めて下さい。

そして、その絞り込みには、マンション住民のアンケートに基づいたランキングが便利です!

評判ランキングの項目に注目して、あなたのマンションの問題点に関する解決力を比較しましょう。

 

6.管理会社の比較の前に、まず自分のマンションの問題点を知ることが重要です!

 

6-1.問題点をはっきりさせることが比較のポイントです!

 

度々の繰り返しになりますが、管理会社の比較をするためには、最初に自分のマンションが抱える問題点を把握することが必要です。

その問題点を解決させることを「目的」として、目的を達成してくれそうな管理会社はどこかな〜、という視点で管理会社を比較しましょう。

 

6-2.私の場合の比較方法・絞り方

 

実際に私のマンションの場合の比較方法をご紹介します。

私のマンションは戸数が少なめでした。
管理会社は独立系でしたが、新築分譲当初から受託していた会社だったため、管理委託費は高く、かつ、高い修繕工事をふっかけられ続けていたため、修繕積立金もカツカツでした。

マンション住民の皆さんは、フロントマンの対応もそこそこ、管理人さんは良い人だから、「何の不満もない」という人がほとんどでした。

そんな私のマンションの問題点はお分かりの通り、

「コスト」

でした。

そのため、評判ランキングの中でコストパフォーマンスが良い管理会社を上位5社ピックアップしました。
ただ、会社規模と得意とするマンション規模などを考慮して、コストパフォーマンスがそこそこ期待でき、かつ管理受託戸数が多い管理会社を、デベロッパー系と独立系からそれぞれ1社ずつ追加して、計7者から相見積を取得しました。

このようなイメージです。

 

次に見る:【忙しい人必見!】マンションの管理会社を変更するということ

 

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