【忙しい方必見!】大規模修繕の足場工事の費用はどのくらい?

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大規模修繕工事に向けて、いろいろ準備中の方!
「足場工事は意外と高い・・・」とか、「足場代は大規模修繕工事の10%~30%を占める」などといった話を聞いたことはありませんか?

 

この記事では、足場工事を種類別に分けて、それぞれの工事費用の相場感を説明していきます。

 

「足場は高いんです。」と管理会社や工事業者から説明を受けて、鵜呑みにしていませんか?
それでは損してしまいますよ!
しっかり自分でも調べて、見積書の数字をチェックできるようになりましょう!

 

1.足場工事の種類

 

1-1.足場有り(枠組足場)

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建物を鉄パイプなどで囲んで、作業員の足場を作る方法です。
計算式によって費用の金額を計算できます。
飛散防止シート代金が工事費用に含まれている場合があります。

 

1-2.無足場工法

鉄パイプなどで建物を囲まない、足場を作らない方法です。
屋上からゴンドラを吊るしたり、ロープで作業をしたり、作業デッキ自体が昇降する稼働昇降式足場と呼ばれる方法などがあります。
ゴンドラや稼働昇降式足場はリース商品が主になるため、台数と工事期間によるレンタル料によって、費用の金額を計算できます。

 

1-3.タワーマンション

 

タワーマンションは、超高層のため、一般に足場を組むことができません。
そのため、前述の無足場工法が採用されます。
また、中低層のマンションと比べると、工事期間は長くなります。

 

2.費用の相場・計算方法

 

2-1.足場有り

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2-1-1.計算式

 

計算式は、

 

足場架面積 × 平米単価

 

で求められます。

 

2-1-2.足場架面積

 

足場架面積は、

 

(建物外周(m) + 8m) × 建物高さ

 

で求められます。

8mは、足場は外壁から離すバッファとなります。

建物外周はパンフレットなどの図面で測れればよいですが、測れない場合は二乗した場合に「建築面積」近くなる数字を4倍すれば、求められます。

 

 

例:建築面積200㎡の場合、14m×14m≒196㎡のため、1辺14mの正方形の長さを外周として、14m×4=56m、と求められます。

 

建物高さも、パンフレット記載数値が分かればよいですが、分からない場合は、1階を約3mとして計算しましょう。

例:15階建マンションの場合 3m × 15階 = 建物高さ45m、と求められます。

 

2-1-3.㎡単価

 

足場工事の相場は、一般的に600~1,000円/㎡です。
ザックリ計算する場合は、高めの1,000円/㎡で計算しておくとよいでしょう。

 

2-1-4.飛散防止シート

 

足場工事費用には、飛散防止シートの費用が含まれている場合と、そうでない場合があります。
飛散防止シートの相場(㎡単価)は、150~200円/㎡です。

 

2-2.無足場工法

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2-2-1.ゴンドラ

 

工事費用を求める計算式は、

 

台数×使用日数×単価

 

で求められます。

ゴンドラのレンタル料の相場は、1日当たり約5,000円が一般的です。

 

2-2-2.ブランコ(ロープ高所作業)

 

ブランコは足場ではなく、高所作業に分類されます。

ブランコ代は2週間で約13~15万円なので、使用日数を考慮して、工事費用を求めることができます。

 

2-2-3.稼働昇降式足場

 

ゴンドラと同じく、工事費用を求める計算式は、

 

 

台数×使用日数×単価

 

で求められます。

但し、マンションによって大きく工事費用が異なってくるため、工事業者へ問い合わせてください。
一般的に工事期間が短くなる傾向があるため、工事費用も足場有りの場合よりも低くなるかと思われますが、マンションの立地や形状によってはそうではない場合もあります。

 

2-3.タワーマンション

 

タワーマンションについては、ゴンドラ、もしくは稼働昇降式足場と同じ計算方法で求められます。
但し、工事期間は1フロアにつき、1か月程度かかり、中低層マンションより工事期間が長期化する傾向にあります。

 

3.まとめ

 

足場費用は、足場有りの場合と無しの場合に分かれます。

 

 

【足場有り工法の費用の求め方】

足場架面積×平米単価

【足場無し工法の費用の求め方】

台数×使用日数×単価

 

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